プロローグ

ここでは、ACTと出会うまでの事を過去にさかのぼって
思い出しながら綴っていこうと思います。

下手な文章をだらだら読むのが苦手な方にはお勧め出来ません。



第一章
(犬を飼おうと思ったきっかけ)

家では子供の頃から一度も犬を飼った事がなかった。
犬が嫌いだった訳ではない。怖いと思ったことも多分ないと思う。
むしろ大好きで子供の頃から犬を見つけると、自分から近づいて行き直ぐに手を出すもんだから
吼えられたり噛まれそうになったりして、良く親に怒られた事を覚えている。
一度は近所の酒屋さんの犬に手を出し、左足の膝のチョット上の辺りを噛まれた事がある。
それでも足から血を出しながら、その犬を撫でていた事を思い出す。
その傷は40歳近くなった今でもくっきりと残っているのだから決して浅い傷では無かったと思うが、それでも犬嫌いになる事は無かった。
自分では曖昧な記憶しかないが、きっと子供の頃だったので触り方が悪かったのだと思う。
その証拠に直後にはちゃんと撫でさせてくれたのだから。

後日談になるが昨年(平成16年)里帰りした時にACTを一緒に連れて行ったが、母も大丈夫と言うより犬好きでとても可愛がってくれた。
では何故飼わなかったのか疑問に想い聞いて見た。
僕の実家は長崎県の片田舎、ちょっと前に有明海の干拓事業でニュースになり有名になった、あの諫早だ。その中でも部落と呼ぶに相応しい様な場所で兼業農家をやっていた。
普通に考えれば犬を飼っていても不思議ではない環境だと思われる。
しかし母の話によると、やはり子供の頃に犬が欲しいと想い親に頼んだ事があるらしいが却下されたらしい。
その当時は猫も犬も放し飼いが多かったらしく、猫は良いが犬は畑の農作物を荒らし隣家に迷惑を掛けるとゆうのが理由だったらしい。

そして僕自身、高校を卒業し上京してからは社員寮やアパート暮らし、やはり犬を飼える環境ではなかった。
アパート時代に大家さんに内緒で拾い猫を飼った事はあるが、それはそれで可愛かったのだが犬の可愛さとは別物だったと思う。

そして転機が訪れたのは平成13年夏、冷やかし半分で行った住宅展示場で衝動買い的に仮契約をしてしまった事から始まる。
それまでは中古の家か建売住宅と思っていたのだが納得いく物件が中々見付からず、かといって住宅メーカーで注文住宅を建てるなんて土地を持っている訳でもなく、しかも高いから無理って思っていたんだけど、営業マンと話を進めていくうちに、何とかなるって確信してしまった。
そして持ち家=犬が飼えるという図式が自分の中で出来上がった。
そこからはトントン拍子に住宅計画と犬計画が慌ただしく進んで行く。




第二章

(ボーダーコリーとの出会い)


僕が以前から欲しかった犬、それは柴犬だった。(ちょっと意外かな?)
理由はそれ程なかったが日本の犬らしい犬の形は柴犬だと思っていたからだ。
そして大きさも中型犬で適度だと思っていた。
最近では豆柴とか勝手に名前を付けられている小さい柴犬も多いが僕が思っていた
柴犬は昔良く見た普通サイズの犬だった。
今思えば犬好きの癖に犬種もさほど知らず無知だったせいもあると思うが、
今まで飼える環境に無かったせいで頭の中は諦めモード、深く考えて無かった。

家が完成するまで時間はたっぷり有る。なんせ未だ土地も決まって無いんだから、
家の設計プランなんて出来る訳も無い。
先ずは何処から子犬を飼うかを考えた。
色々なペットショップに行って見るが大抵のところで言われるのは、この犬は
豆柴っていって余り大きくならず飼い易いでよだって。
家の近くで柴犬専門犬舎の看板を見つけ早速行って見るも余り変らず。
ちょっと幻滅するも、まあ時間は未だ有るのだからと言う事で暫く保留。

平成14年2月、果物大好きな我が家は千葉県東金市に苺狩りに出掛けた。
その帰りに時間も早かったので蓮沼海岸方面へドライブ。
その途中、国道沿いを走っているとある看板が目に入った。名前は忘れてしまったが
、確か多犬種100匹以上展示中と書いてあったと思う。
まあ暇つぶしには成るかなと思い行ってみる。
入って見るとそこそこ広い敷地に外犬舎、室内犬舎、子犬用の建物、ふれあい広場、
獣医施設などがあった。
ふらふらと見学しながら進んでいくと室内犬舎の一つのスペースの中にフレンチブル
(これもこの時初めて知った犬種)と白黒の犬が一頭づつ。
これが初めてのボーダーコリーとの出会いだった。
白黒の犬は今思ってもかなり大きめのボーダーだったが落ち着いていて、甘え上手。
目が合ったら柵の隙間から頭を出してくるので撫でてあげたらウットリしている。
暫くして止めたらもっとやってと手を出してくる。
なんて可愛いいんだろう。もうメロメロ(*^。^*)
近くに居た犬の世話をしていた人に聞いて見たら「ボーダーコリー」と言う犬種らしい。
この時初めて知った犬種だ。
子犬も居ると教えられ、子犬用の建物に移動し手を消毒して中に入る。
「居たっ」白黒のモコモコが。更にメロメロ(*^。^*)
店員さんの話だと犬の中でも一番賢いと言われている犬種で飼い主にも従順で、
初めて犬を飼う人でもとても飼い易い犬だと教えられた。
値札は28万!ちょっと驚いたが人気が高く普通のペットショップでは相場は35万
ぐらいだと言われた。
しかもワクチンも終わってるので直ぐにつれて帰れますって。

今考えると恐ろしい話だが、もしあの時家が完成しており犬を飼える環境に成っていたら
即決でお持ち帰りしていたかも知れない。
夫婦して衝動買いしやすいタイプだから。

しかし運悪くと言うか運よくと言うか家は未だ完成していなかった為、後ろ髪を引かれながら、
しぶしぶ帰宅。

第三章

(希望)

家に帰ってからはボーダーコリーの事が気になってしょうがない。
家には以前に購入したものの殆んど使用していないPCがあった。
仕事がらみでワードやエクセルは何度か使った事が有ったがインターネットというものは
未知の領域に近いものだった。
メールは使っていたから回線は接続されていたが、もちろんアナログ回線

速度は遅いし、使いずぎると高い物に付く(^^ゞ

それでも説明書片手に頑張った
悪戦苦闘の末、ブラウザの使い方が大体判り早速「ボーダーコリー」で検索を掛けて見る
思った以上に沢山のHPがヒットする
それまで無知だったせいもあるのだろうが、改めてインターネットの凄さ、便利さに感動した
それから1週間ほどは寝る間も惜しむぐらい色んなHPを覗き見た
そして色んな情報を得る事が出来た
しかし今思えばほんの一握りの情報でしかなかったと思うが・・・

いくつかのHPを覗いているうちに一つの出会いがあった
この方には今でもお世話になり続け、表現出来ないぐらい感謝し続けている

そのHPのBBSは書き込みが多く、管理人さんを始め皆が始めての人にでも
親身にレスをしていた
暫くは覗いてばかりだったが、思い切って書き込んでみる事にした
もちろんBBSに書き込むなんて初めての経験
書き込んだ内容は良く覚えてないが「ボーダーコリーを飼いたいので色々教えてください」
とゆう様な内容を思いのままに書いた気がする
レスはいくらも時間がたたないうちに何件も入っていた
歓迎の言葉と一緒に結構きつい言葉もあった
多くの遺伝性疾患の事
簡単な気持ちでボーダーを飼って欲しくないとゆう意見も有った
励ましや良い意味での脅しも有った
面白い物では「畳み掘るよ、壁破くよ、障子襖破くよ、木かじるよ、
新築の家滅茶苦茶にされるよ」なんてのもあった(^^ゞ

最初はきつく感じたが書き込みを続けていくうちに、皆が犬に愛情を持ち
真剣に考えている事がひしひしと伝わってきた
きっと今僕が同じ相談をされたら、やはり同じ事を言うと思う

そして色んな会話を続けて行くうちに、千葉ポートタワーでDiscの大会が有るので
遊びに来ないかと誘われた
これが僕のフリスビードッグ達との出会いになった
確か平成14年の5月頃の事だったと思う

その後も暇をみては大会見学に行き、犬仲間のキャンプにも誘っていただき
遊びに行った
そして多くの方から沢山の事を学び、沢山のボーダーを見てきた

いつの間にか大会等に遊びに出掛けると顔見知りもずいぶん増えていた
僕たちが憶えて居なくても話しかけてくれる人も居た
時には「お宅の犬の名前は?」とか「今日は何に出るの?」なんて
聞かれることもしばしばあった
そんな時、実は未だ犬は居ないんですと答えるのがとても恥ずかしかった
あまりにあちこちに顔を出していたもんだから当然、犬を飼っているものだと
思われていた方も居たようだ(^^ゞ

この頃になるとやっと家も完成し、自分の中で理想のボーダー像も出来上がってきた
後はブリーダーを決めて子犬を決めるだけってとこまで来たのだ

それが一番の問題ではあるのだが・・・
此処まで来るまでに色々と勉強して来た
遺伝性疾患の事、ボーダーの個体差の気質の事
調べれば調べるほど、不安も大きくなっていく
だがそんな事を言っていては何も始まらない

もし家に来た犬が何か疾患があったとしても、最後まで愛情と責任をもち
出来る限りの努力をしていこうと心に決める


第四章

(挫折)

挫折、それは突然やってきた
家の完成引渡しが終わり引越しを待つだけと成った平成14年7月のある日
イルカは人間ドッグに行った。そして始めての婦人科検診
8月になり結果が出たら子宮に影があるとの事で要再検
9月になり再検査を受けたところ子宮癌で有る事が判明
直ぐにでも手術をした方が良いとの事
こうなっては犬を飼うどころの騒ぎではない
人間の生活がどおなるかさえ定かではないのに・・・

実はこの時ボーヤファームに子犬の予約を入れて有った
当然、急いで電話し事情を説明してキャンセルしたが・・・

そして11月に子宮全摘出の手術を受けた
手術は成功だったが再発の可能性は無いとは言い切れないとの事
3年経って再発しなければ大丈夫だろうと言われた

ちなみに僕が今の様な坊主頭にしたのはこの時から
あまり関係ないか・・・・・(^^ゞ

その頃から家の中ではボーダーの話をあまりしなくなった
お世話になったHPの管理人さんは、犬は癒してくれるよって言ってくれたが
思い切りの付かない僕らはそのHPからも暫く離れて行ってしまう

飼う気が無くなった訳では無い
欲しいって気はとても強かった
自分たちの事が精一杯で余裕が無くなってしまったのだ
こんな状態では、きっと犬も人間も幸せには成れないとも思った

そして、少なくともイルカの体調がはっきりするまでは保留しようと決めた

不安材料は続く
12月、イルカの兄が前立腺癌で有る事が判明
そして1月に手術
イルカの両親も癌で亡くなっている
癌体質は遺伝するとゆうが典型的な癌家系なのだ

更にショックな出来事
平成15年4月、知人の奥さんが癌で無くなったのである
歳はイルカより少しだけ上
後で知ったことだが、2年前に癌で手術しており再発だったらしい
しかも再発の可能性はかなり低いと言われていたらしい
イルカが癌に成ったとき、僕らが恐縮するぐらい心配してくれた
まさかこんな理由が有るとは夢にも思わなかった

不安ばかりが頭の中を過ぎっていく
犬の事は諦めモード全開に成って行く


第五章

(未練)

パソコンも触ることすら無くなってきた
引越しと同時にADSLにしてネット環境は快適に成っていたのだが・・・
元々ボーダー絡みのサイトしか覗いていなかったので利用価値が無くなったかの
ごとく埃が積もっていく

だが散歩をしているボーダーに出会ったりすると気に成ってしょうがない
大会やキャンプの楽しかった事ばかり思い出してしまう

そして5月暖かくなり冬場は痛んでいたイルカの傷口も落ち着き体調も良く成ってきた
イルカも近くで大会が有るなら遊びに行きたいと言い出した
ネットで調べると初めて行ったのと同じ千葉ポートタワーで大会が有った
近いし天気も良かったので久しぶりに出掛けて見る

知っている顔がちらほらと居る
イルカの病気の事を知っていたのはほんの数人だけだったが、
とても心配してくれて嬉しかった
病気の事をしらなかった方も暫く逢わなかったし、ネットも書き込みが
無かったので心配していたと言って頂いた
この時ほど嬉しく思った事は無かった
半年も音信不通だったのに

家には未だ犬が居なかった
ましてや大会等で顔を合わせるだけで個人的な付き合いは無かった
それなのに皆が心配してくれている
犬好きに悪い人は居ないとゆうが本当だなと感激した

そして何時に成るか判らないが愛犬に巡り会いこの世界に戻ってきたいと強く思った

その後、数回大会見学に行った
そして夏のキャンプにもお誘いを頂きまたまた犬無しの参加となる

今、ACT家が有るのはお世話になったサイトの管理人さんと、それを取り巻く
暖かい方たちの御蔭だと思います

いつか自分もそんな出来た人間になれたら良いなと思って居ます
無理かもしれないが・・・


第六章

(再決心)

平成15年9月、イルカが連休を取る事が出来た
久しぶりに旅行に行ける
以前は必ず年に2回は旅行に行っていたが、家の事やイルカの病気で暫く
行っていなかった
行き先は北海道に決定、目的は・
1.函館でサラリーマン時代の後輩がやっている居酒屋で美味い物を食う
2.札幌に住む後輩の家に遊びに行く
3.一度行って見たかったボーヤファームへ念願の訪問

1と2はこの際飛ばすが、問題はボーヤファーム
以前子犬を予約しキャンセルした事が有るが、やはり飼うなら
ボーヤの子と決めていた
HPでは隈なく読みあかし、牧場の様子、犬達の様子、安西さんの犬や羊に対する
考え方は、ある程度理解できていた
でも実際のところ自分の目で確かめたいとも思っていた
やっとチャンス到来だ!

前日に電話をして見たところ、朝は忙しく10時ごろが都合が良いとの事だったので
時間を合わせ訪問した
突然訪問したにもかかわらず安西さんは親切で気さくな人だった
早速ボーダー3頭を使ったSheepDogを実演してくれた
僕たちだけの為のショーである
そしてボーダーとゆう犬がなんと賢い犬なのかを思い知らされる

僕は今までも服従の入った犬とゆうものはみた事が有る
しかしそれらは飼い主を怖がり、怖いから従う様な素振りだった

だがボーヤの犬たちは違っていた
安西さんを信頼している、見る目が全然違うのだ
脅えてる様な素振りは全く無い
仕事が大好きで仕事がしたいから、じっとコマンドを待っている
犬たちを通して安西さんの犬たちえへの接し方が伝わってくるようだった
とても素敵な良い関係だと思った
僕にはSheepDogまでは出来ないだろうが、少しでも近づければ良いなと思った
そして飼うならやはりボーヤのボーダーだと再認識した

その後、見たい犬を聞かれ名前を上げると数頭の犬を出してくれた
ボーヤのボーダー達はショー系の犬とは違い皆、個性的
バリエーションに富んでいる

そこで僕とイルカのお気に入りの親犬たちが決まった
僕は、  父にはJake  母にはIrisかBeryl
イルカは、父にJake   母にPann
後に話し合いの末、イルカの意見を尊重する事に成ったが

その後、安西さんより貴重な話を色々していただき、前回のキャンセルの事情を
話した上でいつに成るかは判らないが絶対に飼わせてくださいと約束し
滞在時間3時間ほどでボーヤファームを後にする


完結

(突然の出逢い)

年が開け平成16年
寒さに負け大会にもあまり顔を出していない
イルカの傷の痛みが寒さで再発して来た性もあるのだが・・・
しかも元来の不精者、ネットにもまたまたご無沙汰気味
でもボーヤのサイトだけはマメにチェックしていた

そして3月末、Jake&Pannの子が産まれたとゆうニュース
イルカは大喜び、直ぐにでも欲しいと始まる

おいおい! あんた未だ手術して1年4ヶ月しか経って無いでしょ(^^ゞ

ただ残念な事に♂は一頭だけ、しかも予約が入っている
イルカは♀でも良いと言うが、僕は♂が欲しかったので説得して諦めさせた
イルカの身体も未だ安心は出来ないし、Pannだって最後の出産って
訳じゃないしね
次の出産を待とうと言う事で決着

でも子犬の行方は気に成るのでサイトのチェックは怠らない
そして忘れもしない4月8日
BBSに安西さんの突然の書き込み
「事情により子犬の繁殖販売を終了します」だって
えっ〜〜〜! 
ボーヤのボーダーが飼えなくなっちゃうの・・・
あせった、焦りまくった
これはもう、ウダウダ考えている場合では無い

その時点で残っていたのはPannの♀の子とJake&Berylの子だけ
僕は元々Jake&Berylの組み合わせが気になっていたので、
イルカにお伺いを経てる
イルカもPannの次にBeryl気に入ってるから良いよとの事
此処からは忙しくなる

急だったので北海道まで行く暇も無い
サイトの写真だけがたよりだ
Berylの子は未だ決まってない♂の子が3頭いた
1.トライの凛々しい顔をした子
2.白黒でマズルのブレスが綺麗に通っている子
3.白黒で面ヅレで右耳の白い子

普通なら1か2にすると思う
僕は元々トライ好きだったし
しかし気になってしまったのは3なのだ

なんとも情けない顔をしているのだが憎めない顔つきに胸キュン
白い右耳はアクセントでチャームポイントになる
そして一番気に入ったのは綺麗なブルーのお目目
しかも完璧なカメラ目線
サイトには同胎6頭の写真が日齢違いで2枚ずつ有ったが完璧なカメラ目線は、
この子だけ
ズッキュー−ンとハートを打ち抜かれ決定

4月9日、早速メールを送る
その日のうちに返事が来る
バイアイですけど大丈夫ですかって
以前ボーヤに行った時、バイアイの子はキャンセル率が高いと聞いていた
しかし僕は以前からバイアイのボーダーを何頭もみている
視力に問題が無い事も判っている

4月10日、全然気にしませんて返事をする
そしてお金を振り込んだ

4月12日、ワクチンを接種したので、いつでも送れますよとメールが来る
そうだった、Berylの子はPannより早く2月17日に産まれていたので
もうすでに2ヶ月近い
焦った・・・(^^ゞ
何も用意して無いどころか、名前すら決めてない

でもどうせなら少しでも早いほうが良いと思い4月18日(日)にお願いした

早速お世話になってきたサイトのBBSに報告する
直ぐに沢山のレスを頂く
皆が自分の事の様に喜んでくれた
持つべき物は仲間だなと嬉しくなった
と言うより、これでよおやく仲間になれるって方が正解かな?

しかし此処からが忙しい
仕事も忙しく買い物に行く時間も無い
よおやく買い物に行けたのは前日の土曜日
しかも閉店30分前
慌てて、サークル、ケージ、フード、皿、トイレを購入
吟味する暇も無くバンバンバ〜〜ン(^^ゞ

いよいよ緊張の当日を迎える
期待と緊張と不安で殆んど眠れなかった
飛行機の到着は昼頃の予定との事だったが、渋滞などで遅れては困るので
早めに出発
途中で安西さんより無事に飛行機に乗せましたとの連絡を頂く
空港には到着予定の1時間前に到着
後は待つだけ
期待で胸が膨らむ

ボーダーを欲しいと思い始めてから、ここまで2年強掛かったのである
ぼっーと待つ間に色んな事を思い出す
色んな事が有った、楽しかった事、悲しかったこと、挫折
多くの方の励ましや、優しさの御蔭で此処までこれた
そんな事を考えていたら目頭が熱くなってきた
イルカに悟られるのは嫌だったのでトイレに行き少し泣いた(^^ゞ

そして待つこと2時間
飛行機が到着してからも結構時間が掛かった(-_-;)
建物の横の荷物ヤードから複数の犬の鳴き声が聞こえてくる
覗きみると色んな犬種
飛行機で送られてくる犬が多い事にビックリ
しかしなかなかボーダーらしい犬は見えない

疲れたので車に戻りタバコでも吸って来ようかなとおもい歩き出したら
名前を呼ばれる
カウンターの上に小さなバリケンがひとつ
やっと御対面だぁ
書類にサインをして受け取る

第一印象はと言うと・・・
えっ!て感じだった
サイトの写真を見てモコモコッとした子犬を想像していたのだが
目の前にいるのは子犬とゆうより、小さい犬?
一瞬、間違って違う犬を送ってきたのかと思った・・・(^^ゞ
しかし右耳は白い、目も青い、ブレスのラインも面影ある
間違いないのだ
ほんの数日の間に結構変わってしまうのね(@_@)

よおこそウチのボーちゃん!幸せになろうねって声を掛けてあげたが
キョトンとしている

ちなみにACTとゆう名前が決まったのはこれより2週間ほど後の事である(*^。^*)


あとがき

此処までがSHOとイルカがACTと出会うまでの道のりです

最後まで読んでくださった方、有難うございました<m(__)m>
文章も下手だし、内容も判り辛い、疲れた事と思います
田舎の三流工業高校を落第ギリギリで卒業した者の書いた物ですので
どうかご容赦願います<m(__)m>

書き終えて自分で思うのですが、このページは
自己満足以外の何物でもありません
ためになる事も特に無いと思います
訴えかける事も無いと思います
さらっと読み流して頂ければ結構です

強いて言えば、どんなペットでも衝動買いはして欲しくない
とゆう気持ちは少しは理解して欲しいと思います
またペットとの関係も、お互いが幸せになれるように
最大限の努力をして欲しいと思います
そして他人や、その犬への愛情、優しさも忘れないで欲しい

僕がこのページを書いたのは初心を忘れないために、感謝の気持ちを
忘れないようにする為に、どこかに残して置きたかったからです。

最近、自分で大会に出だして思うのですが、参加していると自分の事で
精一杯になってしまい回りに気を使う事が出来なくなってしまう
5月頃の事でしたが勝つ事ばかりに夢中に成り、
楽しむ事を忘れ掛けていた事も有りました

僕は決して他人に偉そうなことを言える様な人間では有りません

これからは時々このページを読み返し、初心に帰り努力したいと思います

だから思いっきり自己満足のためのページなのです


有難うございます!




平成17年7月 記